1960年代中頃にデヴィッド・バーマン、アルヴィン・ルシエ、ゴードン・ムンマと共にSONIC ARTS UNIONのメンバーとして活動し、米実験音楽界を引率し、その後はテレビオペラなる映像と電子音楽の表現の研究でも知られるアメリカ実験音楽を代表する巨匠のひとりロバート・アシュレイさんが3月3日、肝硬変でお亡くなりになられました。
当時のアールヴィヴァンで最初に出会い、その後、勤務した渋谷タワーレコード5F時代には大変お世話になり、今に至るまで多大なる影響を与えてくれている偉大なる実験音楽レーベルLovely Music。自分にとっての実験音楽の入り口でした。とっつきにくく難しい!っていう実験音楽のイメージを見事に壊してくれて、どこか優しく接してくれたレーベル。いろんな道しるべがわんさかと満ち溢れてました。ここからたくさんの作品をリリースあされていたロバート・アシュレイさんのいくつもの名作は、どこか上品ながらも色っぽくジェントルでくだらなくエロだったりストリート的な空気を感じさせてくれたり、今だに、たまに棚からひっぱりだしては、ひとりニヤニヤ愛おしくうっとりしてます。
安らかにお眠りください。
ありがとうございました。