2015年9月1日火曜日

ヨルン・アレシャール「アイム・ソー・グラッド」


北欧ノルウェーのシンガー・ソング・ライター、
ヨルン・アレシャールの入手困難だった
傑作ソロデビューアルバム「アイム・ソー・グラッド」に、
2曲のボーナス曲を追加して、
P-VINEさんとの共同で日本独自CD化させていただきました。


日々のバイヤー仕事の中で偶然出会った一枚のアナログ盤でした。当初、ノルウェー語のため読み方もわからず、まったく未知のアーチストながらも、そこから聞こえてきた音楽がとにかく瑞々しく素敵で、ヨルン・アレシャールさんの才能、そして、この作品の魅力を少しでも多くの皆さんに届けられたらと、CDが本国以外で流通していなかった事もあり、僭越ながら今回、P-VINEさんと共に国内独自CDとしてお届けさせていただくことになりました
― 松永耕一(COMPUMA)
(本国ノルウェーで2012年にCDでリリースされた本作ですが、国外では入手困難。
その後2014年にUSでもリリースされたものの300枚限定のアナログ盤と配信のみでした。)

JORN ALESKJAER
I'm So Glad I Spent This Day With You
PCD-93951 定価:¥2,300+税
http://p-vine.jp/music/pcd-93951


明日9/2水の発売です。



 今作との出会いは、日々のバイヤー仕事の中で偶然発見した一枚のアナログ盤のインフォメーションでした。当初、名前もノルウェー語のため、読み方も分からず、まったく未知のアーチストだったにも関わらず、ジャケットのアートワークから伝わってくる朴訥とした誠実そのものといえる雰囲気と、往年のシンガーソングライター然とした佇まいが何だか気になって、サウンドをチェックしてみました。すると、そこから聴こえてくる音楽が、とにかく瑞々しく“普通”に素敵で、日々ダンスミュージック中心のバイヤー仕事に慣れている自分の耳にはそれがあまりにも新鮮で、なんだか、はっ!とさせられて、うっとりと聴き入ってしまったのです。
彼の音楽は、彼自身も強く影響を受けたというブライアン・ウィルソン、ビーチボーイズはもちろん、トッド・ラングレンやビリー・ジョエルといった職人SSW、さらにはフィフス・アヴェニュー・バンドや初期ホール&オーツ、クリストファー・クロスなどのブルー・アイド・ソウルにプレAOR、スティーヴィー・ワンダーにダニー・ハザウェイら70’s ニューソウル、はたまたロイド・コールなどのUKギター・ロックのソングライティングまでもがひとつの地平で自然に繋がっているかのようです。そんな先人達への敬愛と想いが存分に胸キュンに伝わりながらも、それでいてどこか新しさも感じさせてくれるような、この時代ならではの繊細で端正な浮遊感とでも呼ぶべきムードも漂っていて、北欧ならではの空気感と共に、まさにモダンでレトロな珠玉の個性と新たな才能を感じさせてくれました。

私はロック・ポップスの専門家ではなく門外漢ではありますが、長年にわたり音楽のバイヤー業に関わらせていただいている音楽好きのひとりとして、そんな彼の才能と、色褪せないこの作品の魅力を少しでも多くの皆さんと共有できたらと思いました。そこで、ノルウェーでのリリースは2012年と少し前でしたが、CD自体が本国以外ではほぼ流通していなかった事もあったため、僭越ながら、今回このタイミングでP-VINE RECORDSと共に、国内独自CDとしてお届けさせていただくことになりました。


日本でのCD化に伴い、ノルウェー盤CDと同様のアルバム本編11曲に加え、彼らから新たにボーナストラックが2曲届きました。

年月を経ても色褪せない、それどころか年月を重ねるごとに味わいが増してくるであろう北欧から届けられたエヴァーグリーンな素敵な音楽を、ぜひともゆっくり、末長くお楽しみいただけましたら幸いに思います。

COMPUMA


どうぞよろしくおねがいいたします。